マイントピア別子では、小さな列車に乗って観光坑道へ向かいます。ここは多くの大人や子どもが訪れ、当時の過酷な銅鉱山での採掘作業を見学・学習・体験する場所です。遊学ツアー形式で、坑道内の各所に異なる場面が再現されており、特に出口付近の削岩機操作や大きな岩を持ち上げて写真を撮る体験が魅力的です。今回特にこの体験について詳しく書きました。
ラッキーステーションで列車を降りてから、坑道入口までは徒歩約2分。坑道の上部には「端出場坑道」という名前が掲げられていました。長い坑道を進むとすぐに別子銅山の歴史を紹介する案内が始まります。
また、2枚の立体的な絵画も展示されており、その迫力に感動しました。初めてこんなに生き生きとした絵画を見ました。さらに別子銅山(本山)の歴史が描かれており、1691年から1973年までの主要な出来事が紹介されています。ここで採掘された鉱石の展示もあります。
坑道内の気温は現在19.3度で、私たちが訪れた季節は夏の終わりから秋の初め。外は非常に暑い時期でしたが、涼しい坑道内で当時の鉱山の歴史と文化を学ぶことができる、とても素晴らしい観光スポットでした。「歓喜坑」という場所に到着しましたが、この名前は、厳しい探鉱の末に鉱脈を発見し、試掘を行った結果、1691年に初めて鉱坑が開設されたことを記念して付けられたものです。
次に、多くの模型があるエリアに進みました。ここでは別子銅山の坑口や風呂場が紹介されています。鉱山作業が終わると、女性が一緒に入浴する風景も描かれています。また、4人の女性が鉱石を洗浄・選別し、1人の男性がハンマーで鉱石を叩く「細女小屋」の模型も展示されています。その他、銅の精錬方法や製錬過程を示す模型もありました。精錬された銅は別子だけでなく、大阪にも運ばれ、最終的には製品となりました。輸出用の丸銅や国内向けの板状銅(朝銅)など、さまざまな形態の銅製品が紹介されています。
子どもたちは削岩機で遊ぶために並んでいました。この装置は、ボタンを押すと機関銃のように前方の岩を砕くシミュレーションが楽しめます。岩が自動で砕ける様子がとてもリアルです。また、まるでスーパーヒーローのように巨大な岩を持ち上げる体験もありました。この大きな岩は本物のように見え、記念写真を撮るのにぴったりです。
▲削岩機で遊ぶ子どもたちは大喜び!
これらの鉱山体験型アトラクションを楽しんだ後、出口付近に到達しました。夏の暑い日に涼しい坑道内で、当時の文化や生活を感じる遊学ツアーは本当に楽しいものでした。
マイントピア別子
ウェブサイト:https://besshi.com/
住所:愛媛県新居浜市立川町707-3
電話:0897-43-1801 (9:00~17:00)
営業時間: 季節や天候により異なるため、冬季は雪の影響で休業する場合があります。詳細は公式リンクをご確認ください。
地図:
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